ろーぜのブログ

大学院によるつぶやき

哲学について

先日は、読書について書きましたが今回は、先日の宣言通りテストも近いということで学習内容のアウトプットをしていきたいと思います。過去問によれば、語句の説明問題があるようなので、ブログに投稿することで覚えていきたいと思います。違ってるとことかあったら教えていていただきたいです(笑)

[Contents]

 ラッセルのパラドックスとタイプ理論

ラッセルのパラドックス・・・自分自身を要素として含まない集合をXとするときX自身はXに含まれるか否かという問題

→最初は悪循環原理解決しようとしたものの、排他律が成り立たなかった。そこで、ラッセルにより、解決策が提案された。それこそがタイプ理論である。

タイプ理論・・・タイプを特定しない限りRは認められないとしたうえで、タイプを特定すれば集合Rは自分の要素である「自分自身の要素でない集合(tタイプ)」のどれよりも一つ上のタイプ(t+1タイプ)の集合なので自分自身の要素か否かをめぐる悪循環はないことになりパラドックスも回避できるというものである。

ラッセルのパラドックスで有名なのは、床屋のパラドックスですよね。(多分)ちなみに、床屋のパラドックスというのは以下のようなものです。

 床屋のパラドックス

  • 規則:ある村でたった一人の床屋(男性とする。)は、自分で髭を剃らない人全員の髭を剃り、それ以外の人の髭は剃らない。
  • 問題:床屋自身の髭は誰が剃るのか?

 

  1. 床屋が自分の髭を剃らなければ、彼は「自分で髭を剃らない人」に属するので、床屋は自分自身の髭を自分で剃らなくてはいけなくなり、矛盾が生じる。
  2. 床屋が自分の髭を剃るならば、「自分で髭を剃らない人全員の髭を剃る」という規則に矛盾する。

したがって、どちらにしても矛盾が生ずる。

(Wikipedia参照https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%8A%E5%B1%8B%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9)

タイプ理論というのは難しいですが、私なりに解釈したのは、自分自身を一つ上の階層の者であると考えれば、階層が違うため、要素か否かという議論に発展せず解決するということだと思います。

海戦のパラドックスと 三値論

海戦のパラドックス・・・「明日は海戦が起こる」という命題Pに対してPが真であっても偽であって未来は決定されていると判断できるが、未来は決定されるといえるのかというパラドックス

→二値論(真か偽)では判断できずルカシェヴィッチが三値論を提唱した。

三値論・・・0(真)と1(偽)と異なる1/2で未知,不明なものを判断する。

これはタイプ理論と比べたらわかりやすいような気がします。戦争が起こるか起こらないか微妙な事象を表すときに新たな数値を導入して解決するという考え方ですね。

チューリングテスト中国語の部屋

チューリングテスト・・・人間の判定者が一人と別の人間と一機の機械と文字でのみ会話し判定者が人間と機械とを区別できなかった場合、テストに合格としその機械は知能を持つとするテストのこと。

→擬人的なテストであり知性を正確にははかれないとして中国語の部屋などにより批判

中国語の部屋・・・サールによる思考実験。小部屋に中国語を一切理解できない人を入れ、外には中国語が理解できる人を置く。外の人が中国語で質問を用紙に書き小部屋の中に入れる。中の人はリファレンスブックを見て質問の回答を書いて紙を返す。すると、外の人は中にいる人が中国語を理解していると思うが、実際は違うというもの。小部屋はコンピュータ、中の人はCPUを模しており、コンピュータは言語の意味を理解していないと結論付けられた。

この問題は、よくAIが人類の脅威になりうるかという議論において用いられる論点ですよね。チューリングテストを行ったアランチューリングは結構有名な数学者ですよね。幼少期にアランチューリングについて描かれた映画を見て感動した覚えがあります。あの映画を見たから私はパソコン関連に興味があるのでしょうか。謎です(笑)

脳科学BMI倫理の4原則

BMIとはBrain-Machine-Interfaceであり、複雑な知覚内容を脳からそのままの形で取り出すことにより脳を直接介した情報通信技術であり多くの可能性を秘めているが、同時に悪用すれば多くの害をなすといわれている。その規制を提示したのが、BMI倫理の4原則である。

  1. 戦争や犯罪にBMIをりようしてはならない
  2. 何人も本人の意思に反してBMI技術で心を読まれてはいけない
  3. 何人も本人の意思の反してBMI技術で心を制御されてはならない
  4. BMI技術はその効用が危険とコストを上回りそれを使用者が確認するときのみ利用されるべきである。

BMI技術がかなり発展しているのですね。大国では先進技術を軍事利用しているという事実もあるので、こういった原則を作成し、全員が厳守していくことが大切ですよね。

 

今回はこんなところでしょうか。テスト頑張ってきますね。