ろーぜのブログ

大学院生によるつぶやき

seccamp - 東京MC2024参加直後感想

はじめに

4/27~4/28の二日間に渡って東京で行われたセキュリティキャンプに参加してきました。 かなり濃密かつモチベが高まった二日間だったので、勢いそのままでキャンプ直後のマクドで振り返ってみたいと思います。

とはいっても講義の内容をまとめるのはまたの機会にして、本記事ではこの二日間で僕自身のセキュリティに対するモチベの向上などを中心にまとめ、その副産物としてこの記事を読んだ人が少しでも「セキュキャン良さそう、もっと知りたいなぁ、調べてみるかぁ」ってなったらいいなと思いながら書いていきます。(小並感)

セキュリティキャンプについて

セキュリティキャンプ、通称seccampはIPAのホームページで以下のように説明されています。

「セキュリティ・キャンプ」は、学生に対して情報セキュリティに関する高度な技術教育を実施し、次代を担う情報セキュリティ人材を発掘・育成する事業です。2004年に開始され、現在はセキュリティ・キャンプを首都圏で毎年1回、ミニキャンプを毎年各地で10回程度開催しています。 セキュリティ・キャンプ及びミニキャンプへ参加するには、応募課題を提出し、書類審査に通過する必要があります。

簡単に言うとセキュリティ技術を中心に最先端のIT技術について無償で学ぶことができる勉強会です。 セキュキャンにも全国大会や地方大会など種類があるのですが、今回参加したのは地方大会です。 過去に全国大会にも参加しているので、全国大会が気になる方は拙文ですが、過去に書いたこちらの記事を参考にしたり、参加者の多くの方が記事にしていると思うので、調べてみたりしてください。

参加の動機

今回約4年ぶりにセキュキャンに参加したわけですが、動機は主に2点あります。

1点目は、就職先の業界が確定したこと、2点目はM2になって大学での活動が研究活動だけになったことです。
今年に入り、ありがたいことに企業から内々定をいただき、セキュリティを専門に扱う職種に就くことが決まりました。 セキュリティ業界に決めた理由にも実はセキュキャン全国大会参加の経験から来ているのですがここでは割愛します。
それと同時に、学生生活も残すところあと一年になり研究活動だけではなく、より成長できる一年にしたいと考えた結果、参加を決めました。 そのため、参加当初はこの二日間でセキュリティ技術の今を知り、この1年の独学の指針になったらいいなぁくらいのテンションでした。

徐々に感じる"無力感"

そんな軽い気持ちで参加した僕ですが、講義が始まって間もなく無力感を感じ始めました。 ここでの無力感とは、「言ってることが全然わからない、難しい!」とか言った無力感ではないです。 むしろ、そういった躓いている受講生に対して優しく丁寧に教えている講師の方やチューターを見て感じたものです。 (重ねて言いますがセキュキャンはすごく丁寧に教えてくれます。うまく実装できるかな、、、といった不安は全くの不要です)

と言うのも、講師の方やチューターの方はセキュリティキャンプ全国大会のOBなのです。 それも至極当然と言えば当然なのですが、過去にセキュリティキャンプに参加した人がチューターや講師として教えている傍らでポケ〜っと(仮にも)全国大会参加者の自分が受講していていいのか、と。 もちろん、受講すること自体は当然していいですし、むしろ機会があればどんどんするべきだとは思います。 ただ、OBの僕はこの事業に対して受け身すぎる、、、あまりにも。 とかいろいろ込み上げてくるものがありましたが、一旦それらはおいておいてセキュキャンめっちゃ楽しみました。

やっぱりセキュリティ面白い

そんなモヤモヤを抱えながら講義を受けたわけですが、やっぱりめっちゃ楽しかったです。 今回は、AI技術や、Webにおけるセキュリティや自動検知技術などをハンズオン形式で学んだのですが、とても面白かった。 普段研究ではどちらかといえば理論寄りのものを取り扱っているのですが、違った面白さがあります。 やっぱ面白い。セキュリティって。って思いました。

この事業に何か還元したい

そんな楽しいセキュリティミニキャンプを終えたわけですが、終わった後に込み上がってきたものは「セキュキャンに何か還元したい」と言う感情でした。 セキュキャンは完全無料でとんでもなく素晴らしい講義が受けられます。全国大会に至っては、5泊6日全部ご飯がついてきて交通費も出してもらってとんでもない講義が受けられて正直やばい。こんなに学習の機会、さらには強強の方達と知り合える機会ない。

そんな環境、事業に施しを受けてばかりで自分自身何もやっていない、還元できていない、還元したいと強く思いました。 そこで、残りわずかな学生生活ですが学生チューターに応募してみたり、ネクストキャンプに応募してみたり、自身が所属しているコミュニティに流布してみたり、、、やりようはたくさんあると思うので、とにかく後悔しないようにトライしまくりたいと思います。

(割と、学生のうちに後悔しないようにいろいろチャレンジしようマインドは持っていたのですが、そのベクトルがコミュニティに向くことは結構最近になってからな気がしています、、、ちょっと遅い、、、)

最後に

なんかポエムみたいなブログになりましたが、伝えたいこととしては、セキュキャン最高!ってことです。
ここまで最高って思えなかったら正直還元したいとかいう思考になっていないと思います。 受講生の方は若い方だと中高生の子からいてみんな楽しそうに帰っていくので、「セキュリティよくわかんないけど、ITは結構興味ある」っていう人は絶対挑戦してみるべきだと思います。 一応専門講座は応募時に簡単な課題がありますが、調べながら一生懸命やったらきちんと講師の方がその努力を見てくださいます。
「技術力が、、、」「知識まじない、、、」「うまくできるかな、、、」そう思う前に一回応募してみましょう。
いけるかどうかは選考が判断してくれます、僕らにできることはとりあえず挑戦!(自戒)

講師の方、チューターの方、本当にありがとうございました!

それではまたどこかのセキュリティキャンプで。