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最高の雑談術

今回は皆さん大好き(?)外山滋比古氏の「最高の雑談術~乱談のセレンディピティ~」を読んだので、その内容をアウトプットしていきたいと思います。

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最高の雑談術-乱読のセレンディピティ-

仮説づくり

目標

最高の雑談術を身に着けて、コミュニケーション能力を高める。

目標までの道筋

セレンディピティを起こすための雑談術を知り、どうコミュニケーションをするかを学ぶ。

スタート地点

聞く力が足りない。聞き上手になりたい。

整理読み

目の思考・耳の思考

日本は古来より目で考える人種であり、耳で考えることに劣る

乱談

新しいことに好奇心旺盛の者たちと雑談している時に生まれる

セレンディピティ

文系学問において、乱談こそがセレンディピティを引き起こす手法

乱読のセレンディピティ

乱読によってセレンディピティがおきる可能性は否定できない

談笑の妙

読書は受動的であるが対話では楽しさが生まれ発見が生まれやすい

三人会

読書は受動的であるが、対話では楽しさが生まれ発見が生まれやすい

月光会

多様性を持たせた会話の場が大切であり月光会もその一つである。

文殊の知恵

乱談は3人以上ですることにより立体的コミュニケーションができる

脱線

話に脱線は必要であり脱線による笑いが話を面白くする。

呉越同舟

不思議な連帯感を持ち、雑談をすると新たな発見が生まれる

ブレインストーミング

その道の専門家同士でブレストしても新たな発見は起こりにくい

専門を超える

同種ではなく異種の専門家で乱談をすることが大切である、

触発

3人以上集まることで化学反応が起き思いがけない発見が生まれる

競争

会話が生まれたからと言って乱談をやめるのではなく続けるべきだ

乱調

正統派よりもある程度乱れていた方が面白さを持っている。

自家争鳴

自分の脳内で仮想的に乱読しても新発見する可能性がある

日本語・立つか寝るか

筆者は乱読によって普段意識しないことを意識しか投げることができた

不乱

会話の場がある程度乱れているとセレンディピティが生まれやすい

談吟行

心を自由にして語り合うことに価値があり吟行が新しい文化である

"よく学びよく遊べ"

学ぶだけではなく、遊ぶなど交流をせねば新発見はない

第4人称

一人称から三人称を超えた四人称という視点が新発見する為に重要

第5人称

第5人称は4人称に時間というベクトルが加わった物である。

本全体のまとめ

乱読もセレンディピティを起こす可能性があるが、可能性が高いとは言えずむしろ何も得られない時間を生み出してしまうこともある。その点、乱談の方が優れている。乱談といっても同種の専門家たちが話すのではなく、ある程度異なる分野の専門家が対話することで、新たな発見が生まれる。楽しい会話大切。

最後に

今回この本を読む前に乱読のセレンディピティを読みましたが、その続編ということでやはりこの本のキーワードもセレンディピティでした。乱読よりも乱談の方がセレンディピティを効率よく起こせるというのが筆者の一つの意見だとわかりました。乱談はもちろん一人ではできませんしそういう点では乱読の方が手軽だといえます。ただその分セレンディピティが必ず起ころうとは限らないとあって、一長一短です。

高校時代に読書会なるものがあり、各々が本を読み交流するという会だったのですが、今回の筆者の主張からすると、乱読*乱談を行う読書会はとても有意義だったのだと感じます。大学生となった今、高校時代のような機会はなかなかないですが、友人同士で開いていけたらと思います。

P.S.最近、ツイッターや本を読んでいて、冗長な文章は本当に読む気を削ぐな。と感じています。僕の文章も冗長になりがちなので、反面教師として簡潔にわかりやすく書いていきたいと思います。(なんかいい本ないかな)